サンパ歴4年、仏検4・3級を取得して、『留学』をしてみたかった私に1週間のスタイルはうってつけでした。 本当は長ければ長いほど、身に付くのは当たり前なんですが、時間のない人には躊躇せずに決めてもらいたい!そんな私のMONTBARDをご紹介いたします。

出発‥土曜日と決まっているフランスへの旅立ち、CDGでTGVまでの待ち時間は、長めです。飛行機のスケジュールがだいたい決まっているので、仕方ありません。仏検準2対策の問題を持っていましたが、そういう時って気持ちが入る読み物が良かったかも知れません。お腹も中途半端に空きます。通り道のPAULでおやつを買いました。‥が、Claudineが用意していてくれるお夜食が楽しみです。待つ場所はたくさんありますから、日本からおせんべいなどを持って来ればよかったと思いました。 TGV1等の指定席を予約してみると、向かい合わせにディジョンで教師をしている紳士が座りました。(後半少しだけお話ししました)1時間ほどの道のりで、景色はだんだんと暮れていきました。パリだけを知っている私の、最初の感動は『雲が低い』でした。素敵な空模様が次第に暮れて、私をMONTBARTへと運んでいきました。

土曜の夜、お夜食をいただきながら、さっそくClaudineが『明日隣の町で中世のお祭があるけど、どうする?』と、誘ってくれました。時差が平気な私はOK!

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日曜日、朝食を作って持ってきてくれたクロディヌとプティデジュネ、この1日だけで、あとは朝は準備もろもろで、別々にいただきました。最初の授業が9時〜12時。時差のせいでもなく、授業は難航、私の語学力をはっきりと認識しました。クロディヌもきっと試行錯誤‥。授業の途中でおやつにする?と聞いてくださり、15分ほどお茶といろいろなおやつをいただきました。少しホッとする時間、むしろ自分のことがリラックスして言える時間でした。いろいろな思いや考えが錯綜するも、1回目は終了!‥そして、第1回目のお出かけを果たしました。午後のお祭りはとてもステキで、中世の格好をした町人が、食べ物やおもちゃ、土地を紹介するモノたちをたくさんのテントで売っていました。フランスに来て、中世の時代を垣間見るなんて、とてもラッキーな幕開けでした。不思議な感じがしました。世界ではいろいろなことが起こり、楽しんでいる!
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月曜日は午前中の授業に何ら発展が自覚できないまま、午後はClaudineが(この日は観光はない日でしたが)歯医者に行く近くに、大きなスーパーがあ るけど、行く?と声をかけてくれたので、喜んで連れて行ってもらいました。なにせ、MONTBARDには小規模なスーパーが3件あるだけ、デパートはもち ろんありませんから!スーパーではChez Claudineを真似て、筒型の長い枕とカバーを自宅用に買い、ちょっとウキウキ気分を高めました。Claudineも私も実にBIO派の仲間で、この スーパーにはBIOの品揃えが一番良いとのことだったので、日本にない素材やブルゴーニュのお菓子なども買いました。
Chez Claudineの近所には紹介していただいた3件のお気に入り(本屋、アフリカ系雑貨屋、アンティーク屋)があり、夕方、夕食の前の時間をたいていその どこかにお邪魔してきました。会話は遅いと成り立たない!そうClaudineは言うので、元気をなくしちゃうところですが、この3件に限らず、お店の人 たちは、Claudineのところに来たの?と、優しくゆっくりと話しかけてくれるので、本当にいつでも楽しく過ごすことができました。感謝!‥のちに Claudineが、外でマメに会話をしてくる私を褒めてくれましたっけ。
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火曜日、私を少しずつ変化させるきっかけになったのは、授業のあとのフォントネー修道院(世界遺産)です。昨日のことのように忘れられない素敵な場所です。日本語でClaudineが説明してくれて、そのあとゆっくり自分でみてまわりました。この修道院で心に感じ入ったのは、修道士たちが無言で過ごしていたという厳しさ。おしゃべりは罰則だったのです。フランス語を学習しに来たのに、言葉はいらない!というパラドックス。そのとき、そうか!ヒヨコから始めよう!!と閃いて、『私は喋れない』という原点にもどったのです!!ありがとうフォントネー。これはどう喋るのかな、からなんとか伝えようというまっすぐな気持ちが生まれました。

ワインの学習を冬から始めていたので、今回のブルゴーニュは観光にブドウ畑を希望していました。水曜日はシャブリへ。グランクリュ畑から、ドメーヌまで、観光地のニュアンスがあるシャブリの町で過ごしました。日本では見よう見まねのデギュスタシオンも、回数をこなし良い経験になりました。おかげ様で、帰国後の2次試験を通り、エキスパートのバッジを獲得しました!(余談)

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木曜日、授業の始まりはいつものように昨日は何をした?今日は朝何を食べた?とClaudineが質問をします。Claudineが私の話に補足して、単語や言い方を書き取ってくれます。フランスに来ないとわからなかった生活習慣、決まりごと、マナーなど、を教えていただきました。
私がそれ以来心がけていることを1つだけ、お披露目しますと‥フランス人は手を振らない!です。バイバイと手を振るのは幼児だけ、大人は長い別れ(旅立ちのような)の時だけなんです。実際近所のリセエンヌに、こんにちはと思わず手を振った時お互いに違和感があって焦りました。(よくうっかりと手を振りそうになる私をClaudineに何度も注意されてしまいました)
生活に密着した内容から発展して、動詞の活用、重要な慣用句、問題など、Claudineが書いてくれた何枚かを翌日までに清書するというのがDEVOIRでしたが、私はそれに加えて、HIDI(ハイジ)の絵本を1冊書き取るのを、この1週間でしていました。小学生レベルなんてまだまだ。絵本も文字が多いのは無理よ、と言われていましたから、なんとか絵本にも慣れておきたかったのです。

この木曜日はお天気にも恵まれ、素晴らしい午後でした。小さなワイン博物館へ行きました。昔の畑の道具、歴史、カーヴ、クレマンドブルゴーニュを作っているブドウ畑を見ました。フランスAOCの決まりで、高さ間隔きちんと整列しているブドウ畑、気持ち良く並び、愛しいブドウ達。収穫を待つその日は本当に素敵な景色でした。天国にいるようなブドウ畑で、来年収穫のアルバイトをするにはどうすればよいのか、などと質問してきました。(その後のブルゴーニュで収穫を体験した、自由が丘の千鶴さんがうらやましいです!)

金曜日は恒例の朝市に行く為、授業は午後です。夜中の雨で肌寒く、出店もボチボチ開始という朝市でヨンヌ県のお野菜や蜂蜜、フロマージュを見たり買ったりして、ビュッフォンの公園へ足をのばしました。誰もいない公園。MONTBARDはフォントネーがあるからTGVも停まるようで、静か、留学には落ち着きます。もうあと1日なのか、とも思いましたが、なんだか隣町のような親近感を覚えた私です。(今日も昨日までいた町という気がしています)

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毎日の手作りごはんは、とても美味しくて、肉類を食べない私に様々なお野菜で、見事にアレンジを変えて出して下さったClaudineに本当に感謝しています。金曜日のディネで残ったお惣菜とデセールを帰国のお弁当に持たせてくれました。デジュネ、ディネ、お天気の良い時は必ず外にテーブルを出して、近所の猫や、ある日は稲妻を眺めながら、素敵な時間を過ごしました。思い出のバルコニー。‥お部屋は寝室、台所、居間(学習場所)と広々としています。洗面所も明るく、古くからの空間を感じよく仕立ててありました。

美しくする気配り、綺麗なものを見て声をかけ楽しむ、フランスがそうなのか、Claudineのお人柄なのか、‥太陽が1部分だけ当たって緑が映えるのを、たくさんのヒマワリが並んでいるのを見て、『Tres joli(e) !!』‥楽しく生活する意欲を学びました!

素晴らしい思い出と一緒に暮らしています!
私の平面的フランス語に、立体感を持たせてくれたClaudineに感謝の気持ちをこめて。
長文お読みいただきありがとうございます。

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