まだまだ夏の日差しが差す9月のモンペリエは、私に新たなフランスの素晴らしさを見せてくれた街でした。些細な切っ掛けから、渡仏を決断したのは、既に世間の夏休みも終わる8月末でした。短期とはいえ、出国までにあまり時間がなかったので、行きの飛行機でも、何となく何か忘れてきたような気がしていましたが、明るく美しい南仏が窓の外に見えてきた頃から、心配事は全て消え、その地に降り立っただけで早くも心の底から来て良かったと思えました。

まず、私が通った語学学校ついて少しお話ししたいと思います。
サンパのスタッフの方々からも、とてもアットホームで素敵な学校とは聞いていましたが、まさにその通りの学校でした。校長先生が日本での滞在経験を持つ事からか、何となく親日的というか、日本の文化を熟知しているというか・・・。入校初日、私を含む4人の新しい日本人生徒に桜茶を振舞ってくださいました。とても香り良く、美味しいお茶だったのですが、大半のネイティブ日本人は頻繁に飲まない飲み物ということもあり、皆その名前が思い出せない状況に・・・。そして、振舞ってくださった校長先生は“桜”という日本語が 思い出せず、皆で何でしたっけこれ?(笑)。 最終的には、日本人生徒さんによって思い出す事ができましたが、些細な気遣いとお茶目さに、とても良い印象を受け、学校生活がスタートしました。

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私のクラスは6名で、比較的少人数。日本で以前勉強した事のあるフレーズを、さらにいろいろなシチュエーションを想定して使う練習をしました。

午後はほぼ毎日アクティビティがあり、ジャン・ポールというその辺りでは有名なガイドさんが、ニーム、セット、アビニョンなど近郊の街を案内してくれました。
遠出しない日は、映画鑑賞会、料理教室等、スケジュールは目白押し。おそらく理解不可能と思っていた字幕なしのフランス映画を観て、周りと同じタイミングで笑う事ができた喜びや、とても簡単なのに、ものすごく美味しいフランス家庭料理のレシピを習得できた事は、私にとってかけがえのない財産となりました。

それからもう1つ、今回滞在したモンペリエについても少しだけお話しさせていただきます。
地中海に面したこの街は、多くの自然と歴史を併せ持つ、とても美しい街でした。
旧市街や近郊の街には、中世や古代ローマの遺跡を多く見かけるのですが、新市街に行くと、最先端でモダンな雰囲気をも感じられる、今と昔が混在した場所で す。移動はトラムウェイと呼ばれる、日本で言う路面電車が主流で、通学、観光共にとても便利。そして何より嬉しかったのは、滞在中1滴の雨にも降られな かった事です。とにかく毎日晴れていて、しかもほぼ快晴!この景色にこの天気、そして豊富な食材から作られる南仏ならではの美味しい料理を食べる瞬間なんかは、幸せを感じずにはいられませんでした。

一週間の楽しい毎日、勿論それは結果論でもあり、やはりその時その場所でとても必死だったこともたくさんあります。一番凄かったのは、まだ学校に行く前、初めてモンペリエに降り立った初日。ホストマザーが駅まで迎えに来てくれたのですが、バスが遅れたうえに少し離れた所 に停まってしまい、待たせてしまったあげくに、追い打ちをかけてうっかりミスをしてしまった時の事です。フランスでは階が日本とは1つずれるので、le premier étageとは2階の事なのですが、1階と勘違いしてしまい、さらになかなか会えず、相手にもとても心配をかけてしまいました。申し訳ない気持ちや自分の 腑甲斐無さから、その日の夜はなかなか気持ちを切り替えることができませんでしたが、過ぎてみれば良い思い出。そして、留学生活をより印象的にさせたこの出来事のおかげで、今後階を間違える事はきっとない事と思います。

帰国は本当に名残惜しかったのですが、思い出、友人、経験、自信等々気付かないうちにたくさんのものを得る事ができました。そしていろいろな刺激を受けると同時に、自分のモチベーションもかなり向上しました。
遠からず、次回はもう少し長く滞在したいと思います。
留学をご検討の方は、本当に素晴らしい経験ですので、思い立ったら是非行ってみてください!

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