6月は、フランスで一番いい季節だと聞いて、 サンパでクローディンのプログラムを申し込んだのが、確か3月。

準備期間はたっぷりあるから、とのんびり構えていたら、あっという間にその日はやってきました。 事前に留学担当の大塚さんと直接お会いして、プログラムの詳細や、細々とした疑問は全て聞けるので安心です。 と はいえ、その国の空気感は、実際に行って体感しないとわからないものですね。

この年は、例年に比べて天候不順らしく、雨に降られることもあり、思っていた より乾燥は気になりませんでした。そのかわり、日が差さないと肌寒い。夏の軽装しか持参していなかったわたしに、クローディンは授業中にひざ掛けや、外で もショールなどを、さっと貸してくれました。細やかな気遣いはいたるところに見られました。

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最初の授業の前に、この一週間の観光プログラムを二人で相談しました。あれもこれも、と矢継ぎ早に日本語で紹介してくれるクローディン(わたしの仏語レベルは初級なので、日常的には日本語メインになっていました)。しかし、 なにをしたいか、どこに行きたいかを決めるのはわたしなので、自分の興味があること、ぜひやりたいことなどはハッキリ言わないと、日本的婉曲表現は通用しません。

これは食事の際にも、すごく感じました。クローディンのプログラムに行った皆さんが書かれているとおり、彼女の料理はとてもおいしく、フランス式に給仕してくれます。大塚さんも、事前に「残していいんですよ」と言われましたが、確かに量もそれなりにあります。ついうっかり前菜とパンでお腹を満たしてしまうと、続くメイン、チーズ、デザートが入らなくなります。どうもわたしはこの食事のペースに慣れなくて、さらにクローディンの「もっといかが?」をうまく断れなくて食べ過ぎました(まあ、食べられるのだからいいのですが)。食事に関しては、ブルゴーニュ地方の名産やBIOの野菜など、下手にレストランに行くよりフランスらしいものをいただけるので、本当にお勧めです。

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さて、わたしの一週間は、

日曜:午前 授業 午後 スミュール・アン・オーソワで本の補修の見学と蚤の市
月曜:午前 授業 午後 自由行動 モンバールを散策して街のプールで水泳とサウナ
火曜:午前 授業 午後 フォントネー修道院とヤギチーズの農場見学
水曜:自由行動 TGVでディジョンへ 夕方 クローディンが通っている気功教室
木曜:午前 授業 クローディンの友達のアニーの家で昼ごはん 夕方 野生の動物を探しに森林散策
金曜:午前 マルシェ見学 スーパーマーケット 午後 授業 夜ごはんはクローディンの友人フランソワと。

このように、盛りだくさんでした。
おおむね事前ガイドに沿ったスケジュールですが、わたしがからだを動かすことと動物が好きなので、プールや気功、ヤギチーズに森林散策が選ばれました。クローディンと行動を共にする時間が多く、かなり甘えてしまったなあ、と思います(自由行動のときのフランス語使いはメタメタでした)。

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彼女の日本語は、使える語彙を駆使して、わからない専門用語などをいかに知っている言葉で言い換えるのかという頭の使い方がされており、なるほど、フランス語に関してわたしもこうすればいいのだ、と感心しました。語学習得はコミュニケーションの手段だということをあらためて実感。フランス人のしゃべりのペースに追いつくのはとても大変ですが、せめて聞いて、理解して、黙り込まずになにか言えるくらいになりたいと思いました。

今振り返ると、一週間の滞在では、短すぎて、スケジュールもわたしにはちょっと過密だったかな、と思います。さらにこのあと、三日間のパリ滞在もあって、自分で決めたとはいえ、駆け足のパリはもったいなかったなと。性格が自分で思っているよりのんびり屋なのでしょうか。その土地に慣れるのにも時間がかかり、ものごとの理解や決断も遅いのかもしれません。まあ、そういった今さらながらの「自分発見」ができたことも、収穫ですね。

ぜひ今度は、もっと長い期間の滞在をしたいと思っています。

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