Yasuko K.

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パリへ2度旅行し、何もしゃべれなかった悔しさから、サンパでフランス語を習うようになり2年経つ。
留学はしてみたいが、一人でフランスに行くことがとにかく不安で怖かったのでそれを解消したかった。

事前のサンパでの留学説明会で、トゥールの語学学校のスタッフに直接会えたこと、空港からTGVで1時間あまりで行けるので、移動における体の負担が軽いことでトゥールに決めた。そして長期は無理でも1週間ならなんとかできそうだと思った。
一人でフランスに来てしまったのだから、もう誰も頼れないし進んで言わなければ誰も助けてくれない。そう覚悟を決めて、小さな挨拶でも、駅や空港で乗り場を探すだけでも積極的にフランス語を話した。例え一言二言でも、自分のフランス語が通じた!と思うたびに嬉しかった。
そして滞在3日目、日本で売っていないフランス映画のDVDがどうしても欲しくて、電機屋(fnac)で店員に話して、棚からそれを出してもらった時のこと。フランス語で会話できてる自分に気づき、鳥肌が立つほど感激してそれでもう、私のフランスに対する不安は消し飛んでしまった。

 

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私の通った学校、トゥールラングでは、初日にペーパーテストでクラス分けをする。レベルのみでクラス分けをし、滞在期間は関係ないようだった。 クラスでは、プリントやテープを使ったり、文章を作ったり、自由に話したり、カードでゲームをしたり。 内容も、レストランの会話、道案内、比較、過去形、命令形、動詞の活用と、1週間いただけでも様々な学習をすることができた。生徒はほとんど日本人だったが、長期で来ている他の人達から、学校や生活の事など、留学の生の声を聞く機会ができたので良かったと思う。

トゥールラングのあるプリュムロー広場は、たくさんのカフェやレストランがあり、放課後のランチには事欠かない。キノコと生クリームのガレットもおいしかったけど、白いご飯が恋しくて、つい中華料理を 3回も食べてしまった。

プリュムロー広場からほど近いナショナル通りには、多くの店やデパートなどが集まっていて、洋服や化粧品を買ったり、お土産を探した。
郵便局、スーパーマーケット、テイクアウトのサンドイッチ屋もある。通りそのものがショッピングモールのようだった。
また、日曜日に5つの城とカーヴを見学するツアーにも参加した。ガイドさんのフランス語はかなり難しかったが、歴史ある城はどれも興味深く、特にシュノンソー城は、城の窓から望む二つの庭がとても美しかった。
カーヴでは、できたての若いワインを、大きな樽から直接グラスですくって味見させてくれた。
木曜の夜は料理教室があった。日本人だけじゃなく、フランスの奥様方も一緒に参加していた。
プロのシェフの手ほどきで、ラタトゥユを詰めたラビオリと、フランボワーズを添えたタルトショコラを作った。試食の時にはキールと赤ワインも出て大いに盛り上がり、料理はレストランのように凝っていて、とてもおいしかった。
ホームステイも、とても快適だった。窓からの景色がきれいな、川沿いの高層マンションに一人暮らししているマダムの家にお世話になった。初対面の外国のお宅にお世話になるのでとても緊張していたが、そんな心配はいらなかった。
 
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生活でもフランス語のことでも、困ったことがあればなんでも教えてくれるが、食事の時以外は、こちらから何も言われなければ
割と放っておかれるので、自室で宿題したり本を読んだり、一人で過ごす時間もあってゆっくりできた。
夕方家に帰ると、いつもテーブルの上に食事の支度ができていて、毎日違う食事を作ってある。
アルザス料理のタルトフランベや、ピレネー地方のチーズ、ウサギの白ワイン煮など。外国から来た私にフランスの料理を教えてくれているみたいな気がした。パンに添えるジャムやコンポートもマダムの手作り。全部とてもおいしかった。
食事の時は手元にいつも辞書や会話集を置き、マダムとたくさん話をしようと努めた。 買い物ならフランス語会話集の例文で事足りるし、授業は、今勉強している事を反復すれば済むが完全に自由な会話となると、私の語学力ではどうして良いかわからなくなる。単語と文章を織り交ぜ、どうしようもなくなるとジェスチャーと、実物を指さして何とか話した。
「今日の気温は?」とか「明日の朝食はいらない、パン屋に行きたいから」などなど、雑談以外にも、生活の中で話すべきことが山のようにある。カタコトでも会話を繰り返すと、文法や単語を覚えるだけじゃわからない、会話の呼吸というか、リズムのような物を感覚的にとらえることができる。そうするとより積極的に話せる。
私は、学校の授業と同じくらい、マダムとの会話で多くのことを身につけた。

1週間を、旅行ではなく留学して過ごしたことで、フランスがより身近になった。トゥールラングの先生や、マダムや、多くの人とフランス語を話す事で授業だけではわからない、会話の中の「何か」を感じることができた。
もう一人で行くことになったとしても、不安はほとんど無い。なにしろ行く前はあんなに怖かったのに、帰りの飛行機がシャルルドゴール空港を離陸するときまだ離れたくない、と涙が出そうになったのだから!
毎日、新しいこと、うれしいこと、悔しいこと、いろいろな出来事がありすぎて、一日一日が本当に長かった。
次は長期で行きたいと思っている。

 
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By | 2016-10-27T06:43:58+00:00 2014.02.07 (金)|Categories: Taikenki Loire|0 Comments

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Yoko M