8//7〜8/13 にエコール・サンパのバスク滞在プログラムに参加しました。
Caroline さんと Jean-Luc さんご夫妻のホスピタリティーで
本当に楽しい一週間を過ごすことができ ました。

もともと、日本はお盆休みの真っ盛りのこの時期は
ヨーロッパでも夏のバカンスの一番のピークシーズンになので、
普段なら外してお休みをとるのですが、今年は事情があって
この時期の航空券 を買っていたのでした。
一人旅には不利な時期なので何か滞在パッケージ的なプランを探していて見つけたのが、
このプログラムでした。スペインのスペイン語を習っていれば、
バスク地方は美食の都として教えられ、 憧れの場所だったりします。

約10年ほど前に習った、かすかに残るフランス語のフレーズを総動員して、
フレンチバスクの旅に参加することにしました。
事前のカウンセリングでも、ひたすら食い意地をアピールして
(大塚さん、美味しい話題をたくさんありがとうございました)、
地元のお料理を教えていただくことや、エマウ スの農場を見学したり、
マルシェにお買い物に行くことを楽しみに旅立ちました。

格安で手にいれた航空券は、東京ースペイン間でしたので
スペインバスクのサンセバスチャンか らバスでPauの街に着きました。
バス停で待っていてくださったご夫妻にご挨拶はなんとかフランス 語で言ってみましたが、
後が続きません。
その後は、スペイン生まれの Caroline さんにフランス語 ースペイン語の通訳をしていただきました。
手がかかって大変だったと思います、でも滞在中いろ いろなお話しをうかがうことができて、
この地域をより深く理解することができました。

ご夫妻のお家があるのは、バスクのお隣のベアルン地方で、中心のポーの街は昔は石油産業、
現在は日本の東レを誘致しているような工業地域もあれば、農業系の大企業が酪農用の
トウモロコシ畑や採油用のヒマワリ畑を大規模に展開していたり、フランス屈指の
大聖堂のあるレスカーや名君アンリ4世の生まれたポーのお城など
歴史地区も美しく保存されています。観光に行く車の車窓からピレネーの山々が遠くに見えたり、
青々した農地に牛や羊がいたりして、とても景色の美 しいところでした。

そして、美味しいものですが、本当にいろいろと美味しいものに巡り合えて、
楽しく興味深かったで す。
スペイン南部のハエン出身でフランス育ちの Caroline さんと
石油プラントのお仕事で世界を旅した Jean-Luc さん、
とにかくスペイン・フランスの郷土料理に日本やインドネシア・タイなどの
アジア圏 のお料理にもとても詳しくて、そして妥協がない!話がつきませんでした。
ちょうど、夏野菜が絶好調の季節でしたので、アンダルシアの夏のお料理「ピピラナ」と
「サルモレホ」のレシピを教えていただきました。
それから、バスク料理の「ピペラード」と南仏の有名な「ラタト ゥーユ」の作り方も。
Caroline 特製「ラタトゥーユ」のレシピは知り合いの農家さんに電話して
採れたての野菜を買いに 行く所から始まるのです。
そこは、ちょっと再現できなかったのですが、東京に戻ってから早速、こ の4品は作ってみました。

他にも、ジュランソンのワインカーブで白ワインの試飲をして、コメントをするために貧相な語彙を
総動員して汗をかいたことや美味しいガトーバスクを探して街を歩き回ったり、
フォアグラ屋さんを2軒はしごしてパテやリエットなどバリエーションを教えてもらったり、
農家さん手摘みの美味しいラズベリーを買ってもらったり、
お店の人との会話を楽しみながら美味しいものを揃えていくのがとて も楽しかったです。

最後に滞在中一番感動したことを。
「焼きたてパンを朝ごはんに食べる」という夢をずっと持っていたのですが、図らずも実現しました。
ご夫妻のお家で食事をいただく時、いつもバゲットが食卓にあって、
それがとても美味しかったの ですが、彼らは、なんと毎回(つまり 1日3回!)、
食事の前に車で行きつけのパン屋さんに買いに 行っていたのでした。
特に朝は8時か8時半の朝ごはんに間に合うようにご主人が買ってきて、
焼きたてパンにバター、美味しいミオ・ジャム、しぼりたてのオレンジジュース、カフェオレ、
こんな最高の朝ごはんで始まる毎日。

それが一週間続き、最後の日ちょうどお昼時の列車に乗る私に
お弁当のサンドイッチを用意してもらった時も、出発直前に焼きたてのバゲットを買ってきて、
美味しい地元のチーズと野菜で作っ て持たせてくれました。
本当に今思い出してもため息がでるくらい美味しかったです。
そして、 滞在中のお二人の温かいおもてなしに心から感謝いたします。

大塚さん、素敵な夏休みを手配していただいてありがとうございました。
ぜひ再訪したいので、ま たどうぞ宜しくお願い致します。